News / Journal

たとり直樹とスタジオ壱景14

よもやまばなし

13からの続き
 住居は狭い路地に面して建物前の緩衝地もせまかったから、泥に浸かってダメになった家財やがらくたを外に出しようがなくて、さっそく詰みな状況。いや、外に詰む場所がないんやろがって言われそうですが。そして「9」に記述した団体がたの人らが近所とトラブらないだろうかとかタタミなんてでかくてすごく重たくなった廃棄物どうすりゃいいんやろなどといろいろお先真っ暗な状態でした。また、借りてた部屋の玄関ドア前に野良猫が住み着いていて、というかマンション住人のだれかがここで野良猫に餌付けしてたようで私が入居したあとも「おれらの方が先に居たからな」といわんばかりに住み続けていて、私も猫は好きなんで餌あたってなさそうなときは適当に食べ物与えたり冬には古い毛布差し上げたりしてたら、夜に帰宅するとドア前左右に神社の狛犬みたいにちょこんと座って待っててめちゃくちゃ可愛かったりした。あ、二匹いました。で、やっぱり動物は環境に敏感なのか、居なくなるんやなそういう事があると。そして私をこの建物に呼んでくれたデザイナー氏もちょっと前に「ぼく東京でやってみま~す」と軽~いかんじで上京してったから被災せず、ネコも舌をまくような動物的勘の持ち主やったことに関心しきりなばかりで、復旧はなかなか進まなかったのでした。続く

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