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稲村龍谷先生

お知らせ

 今朝の福井新聞の記事で知りました。私のウェブサイトのプロフィールページにある落款を作っていただいた、篆刻家の稲村龍谷さんが日展会員賞を受賞されました。
 稲村龍谷さんは、私が若い時からお世話になってきた書家の稲村雲洞先生のご子息であられるご縁で、落款を作っていただきました。御高名な方ですので恐れ多い依頼でしたが、いくつかのご縁やタイミングのおかげさまで制作をお受けいただけました。篆刻は中国の古来からの文化なので、「たとり」表記のひらがな部分があると篆刻とは呼ばない作り物になる…ことなどご教示いただきました。ますます浅学で不遜なお願いをしたことを思い知るのですが、一度慌ただしくご挨拶しただけ、電話で一度おはなしし、制作は手紙でお願いした私をよくご存じでおられるかのような印面をご提案いただきました。ぱっと見やわらかい印象の「たとり」部分と、四角く大きな字姿の「直樹」部分を反転印影にしてその性質を際立たせてくださってます。大小二種類作っていただき、書類用には朱の印泥で大を、作品には白い印泥で小を用いております。後者は写真の見え方を邪魔しないよう、よく見たら押印してあると気づく程度に、また、ホットスタンプのようにも見える用い方にしてます。写真を楽しんでいただきたいのにサインや印が目的と違う目立ち方になることを避けたい考えによります。

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